スタッフ : 朴 賢熙...
スタッフ : 朴 賢熙(ボク・ケンキ....more
 
 

皮革とは
皮革は、動物の表皮を剥ぎ、加工したもの。『皮』は、動物の表皮をはぎとった天然の状態で、輸送、保管、加工するのに便利な原皮をいい、『革』は、動物の皮膚の毛を除去しなめしてあるものをいいます。
毛が付いている状態で加工処理されたものが毛皮です。生皮には、水分が非常に多く含まれ、脂肪や蛋白質なども含まれているため、生皮の状態では微生物、磁気分解素、化学的加水分解などの影響を受け、腐敗する可能性が高いのです。腐敗を防ぐために、原始的な手段として乾燥という方法が使われました。生皮を単純に乾燥させると弾力性が失われるため、弾力性を維持するために生皮を揉みながら乾燥させる方法が用いられた。その後、木材の煙成分(Formaldehydeなど)を利用して腐敗を防ぎ、生皮の蛋白質を固定させ、生皮の特性をそのまま生かす方法が使われてきたのです。これがいわゆる煙鞣剤であり、ホルマリン鞣剤からその他各種のアルデヒド鞣剤と発展を重ねてきたわけです。
このように動物の生皮をなめし加工によって固定させ、変質、腐敗しない状態にしたものが皮革(レザー)であり、生皮を化学的および機械的に処理する皮革加工をし、使用目的にあわせて衣服、靴、カバンなどの様々な用途で利用されているのです。
革衣類を選ぶポイント
良い革製品を選ぶための注意事項は以下の通りです。
1.信頼できる製造会社であるか、品質保証は確実であるかについて確認する。
2.洗濯方法およびドライクリーニングに関して表示されているか。
3.製品が体に良くフィットし、着心地はどうか。
4.革のつやと手触りは良いか。硬い部分はないか。
5.左、右側の革のきめ、色、厚さは一定しているか。
6.革の下敷きは充分余裕があり、特に袖および襟などの仕上げは良くできているか。
7.ボタンやジャックなど付属部分が革に負担をかけていないか。
8.革から不快な匂いがしないか。
9.毛皮の場合、胴体部分や袖の毛並み方向が下方向に一定しているか。
毛皮製品を選ぶポイント
毛皮の価格は千差万別です。希少性があり、品質が良く、美しい商品の価格が高価であることはどのような製品においても同じです。一例としてミンクの場合の価格基準を提示してみました。よい毛皮を購入するに当たり参考にして頂ければと思います。 ミンクは雌、雄(Female / Male)の大きさが異なり、同じサイズのものでも雌の方がより多くの原皮が必要となります。加工にかかる経費が原皮の量によって異なるため雌ミンクは雄に比べて価格が高くなります。色相や色調の場合、自然色のミンクはシーズン別の流行色によって価格に多少差がでますが、現在は希少性によって明るい色のミンクが高価となっています。 産地の場合、どこで生産された原皮であるかによって異なります。加工方法は、ミンク1匹の原皮を使用したものと2,3匹をつなげて長さを合わせたものとでは加工費に差があります。 毛皮を加工する工程は機械化されていないため、複雑なデザインや加工方法は価格と直結されます。原皮の使用枚数は、加工方法、製品のサイズ、デザインなど様々な要素が影響を及ぼします。毛皮の価格決定において最も重要なのは品質です。しかし、毛皮の品質を専門家ではなく一般の人が鑑定することは難しいものです。同じ黒のミンクを見ても、価格に3倍もの差が出る場合があります。一番確実で容易く確認できるのが原皮ブランドのラベルです。 ラベルの等級、雌・雄、サイズ(長さ、折り返しの幅)が一致してもので価格を比べると正しく比較できます。しかし、ブランドラベルがイミテーションである可能性もあるので生産者への信頼性が最も重要であるといえます。伝統のある会社であるほど信頼性は高いといえるでしょう。 同じ等級の同じ動物で比較すれば、優性の長毛が直立しており、細毛(根元の下毛)が密集しているほど良いものです。細毛の密度が高いと復元性や保温性に優れます。長毛が直立し、艶があり、密度が高く復元力の良い製品を選択することが望ましいといえます。強く息を吹いてみたときに毛並みが再び元の状態に戻る時間が短いほど良い製品といえるのです。
革衣類のお手入れ方法
1.肩幅にあう太めのハンガーにかけ、温度と湿度の低い、風通しの良い日陰で保管します。
2.梅雨の間はたんすの中に乾燥剤を入れます。乾燥剤は、革衣類とは離れた所に起きま
  す。 (乾燥剤を革衣類の側におくと革衣類が部分的に縮むことがあります。)
3.カラーの革衣類と有色カラーの衣服は、互いに触れないように布製の袋やファー専用の箱
  な どに保管します。
4.やむをえずアイロン掛けをする際には、分厚い紙や布を掛けてから中間程度の熱を利用し
  ま すが、スチームアイロンの使用は避けます。
5.保管時には、他の衣類と間隔を置いて保管します。
6.ショルダーバック、特に重いものや金属などとの摩擦をできるだけ避けます。
7.洗濯や修理は、皮革製品専門店に依頼します。必要な場合を除き、できるだけ洗濯は避
  け た方が良いです。
8.クリーニングに出すときは、その場で預ける側と洗濯業者とが損傷された部分などについ
 て あらかじめチェックしておくと良いです。
9.雨や雪に濡れないように留意し、万が一濡れた場合には、乾いたタオルで丁寧に拭き上げ
  て 水気を取り除いてから、日陰で完全に自然乾燥させた後、シミのできた部分をファーブ
  ラシで丁寧にこすります。
10.セームの部分的な汚れは、生ゴムで軽くこすります。革専用のクリーナーやコールドクリ
  ーム、牛乳などを使 用するとシミになりやすいので一切使用しないでください。
11. 柔らかいサンドペーパーや生ゴムでセームの部分汚れを取り除いた後ファーブラシで外
   観を整えます。